死にたい
小学5年生になる頃
私自身もリスカをし始めた。
最初は母みたいになりたくない
母と同じ事なんかしたくないと思っていたのに。
夜中に母のカバンからタバコを1本
抜き取ってベランダで吸ってみたり
母を殺すか自分が死ぬかで本気で悩んだ。
毎日夜に布団の中で
母を殺すシミュレーション、
自殺の方法
そんな事ばかり考えていた。
母は機嫌が良い時は
満面の笑みで両手を広げて
なおちゃーん、おいでー
って
私は
えー
苦笑いをして誤魔化した。
まじきもい、死ねって思ってた。
ほんとに気持ちが悪い。
今思い出すだけでも背筋がゾッとする。
母に一度だけ首を絞められた事がある。
言い争いになった時だった。
ただ母は本気ではなかったのか
私は母を投げ飛ばした
その時私は
母はいつでも殺せるってちょっと心に余裕ができた。
そんな調子で
私は中学に上がった。